noshiroshiminのブログ

能代市に住んでいる一般市民です。今、能代市の地先の海に8メガの巨大風車が56基建てられる計画が進んでいます。住民が知らないうちに風車が乱立することがないことを願い、洋上風力関係の説明会や講習会の聴講内容を書き起こしています。聴覚が不自由な方のためでもあります。これからも地元の風力発電事業の動きを記録していきます。

大林組 秋田県北部洋上風力発電事業 環境アセス「準備書」説明会(能代市)その5 質疑応答①

秋田県北部洋上風力発電事業

環境影響評価準備書説明会

大林組

 

前回までは、環境アセスの事業者説明の内容を記事にしました。

今回からは、質疑応答の内容を書き起こしていきます。

マイクを通さず聞き取れなかった発言もあります。ごめんなさい。

不明なところは***と表記しています。推測しながらお読みいただければと思います。

 

 

第二部 質疑応答

 

司会者:それではこれより第二部として、本日会場にお越しの皆様より質問をいただきたいと思います。会場の都合により、終了は20時を予定しております。

なるべく多くの方から質問をお受けしたいと思いますので、ご質問は簡潔に、ご発言一回につき一つずつ、複数のご質問がある場合は2巡目にご質問くださいますようお願いいたします。

挙手をいただきましたらマイクをお持ちしますので、お名前とお住まいの地域をお申し出いただき、ご質問をお願いいたします。

では、ご質問のある方は挙手をいただけますようお願いいたします。

 

■ 質疑① 工事計画について

質問者A氏:はい、○○のAと申しますが、あのぉ工事計画のところを見ますと、「タワーの陸上での組立工」というところがあるんですが・・・・・えっと、これでじゃあ陸上での組立っていうとどこで行う予定なんでしょうか?

司会者:はい、ありがとうございます。えー工事計画についてのご質問と承りました。

事業者よりお答えさせていただきます。

大林組:はい、ご質問ありがとうございます。えー陸上での組立はですね、能代港で予定しております。

質問者A氏:(挙手)

司会者:たいへん申し訳ないんですけれども、ほかの方いらっしゃいますので二巡目にお願いいたします。えーでは次にご質問ある方

客席より:ちょっと待って、その関連質問は許せないわけ?全然質問が進まないよ、それじゃ。関連質問を今しゃべろうとしているんだから。

 

(ここで質問者、客席、司会者間で関連質問、再質問のしかたについてもめる。ーーー内容省略ーーー)

 

司会者:大変失礼いたしました。私どもの進行がえー大変つたなくえーお詫び申し上げます。ではえー1番目にご質問いただいた方、もう一度お願いしてよろしいでしょうか。

 

(ここで客席より提案が挙がる。ーーー内容省略ーーー)

 

司会者:質問に関連するご意見その前提を申し上げていただく、あのおっしゃっていただくのはかまいませんけれども、質問に関しましては、基本的に皆さんいらっしゃいますので、一つという原則というご提案をさせていただいているんですけれども、まああのおっしゃる通り、えーその関連する質問ということでこちらのお答えが不十分である場合にはそれはお答えいたしますので、えーまた戻りますけれども最初にご質問していただいた方にはもう一度質問していただけるとたいへんありがたく存じます。

 

 

■ ①の関連質問 能代港の利用計画について

質問者A氏:えーと、工事は能代港で行うというお返事でしたが、現状の能代港の設備、あの状態でやれるのですか?それとも、拡幅工事を、あの改良工事を市当局や県に要請しているのでしょうか? そこいらへんはどうなんでしょう。

司会者:はい、ありがとうございます。えー能代港のー利用計画についてのご質問と承りました。えー事業者のほうよりお答えさせていただきます。

大林組:はいお答えいたします。えーっとですね現状では、あのー、地耐力といってまあその重いものを載せますので若干そこが足りない部分があるということで改良については、ご相談はしております。ただですね、先程も申し上げた通り私ども事業者として決まったものではございませんので、えー現状はあの候補者 事業者の候補者として、えー、ま関係各役所の方とはご相談してますけれども、最終的には企業者として選ばれた後ですね、になるかとは思います。 

で、すみません、わかりにくかったようですけれども、あのあくまでもですね、その港というのは公共物でございまして、一事業者のために何かするというのではなくですね、あのー後々もどういった形で使うかということも国ないし県のほうで、あの色々とお考えになりますのでその前提としてこういう使い方をしますというようなご説明をして、ご相談をしているというところではあります。ただあの 私どもがこの事業を絶対できるというふうなことになっておりませんので、あの法律上ですね事業者を公募すると、いうお話になっておりますので、あのー我々が あーその事業で必ず、うーまぁあのー工事ができるというふうに決まったものではないということを申し添えたいところでございます。

客 席:あの質問は 今現状の港でできるかどうかって聞いたよ。

大林組:いやあのー最初にお答えした通りですねその地耐力足りない部分がありますのでその点は、ご相談をしていくというところでございいます。

 

司会者:はい、ありがとうございます。では次のご質問ある方、挙手をお願いいたします。

 

 

 

■ 質疑② 新しい技術について

質問者B氏能代市○○のBです。この事業内で、洋上の風力発電機について・・・なんか・・・、導入を検討しているとかっていうことはあるんでしょうか。

司会者:えっとご質問の趣旨は調達先といったようなことでございますか。

質問者B氏:いえ。ごく最近の研究で、風車ではなく、洋上で風が吹いたりするとその振動だけで発電できる形態のができていまして、地元の新聞にイメージCGとしてのったもの・・・のみで、その記事の中でも詳しいことは書かれていなかったので、こうして直接聞いてみようということになったんですが。

司会者:えっとすみません、事業者のほうから あーお答えできる範囲でお答えしたいと思います。

 

大林組:えっと、ご質問の趣旨としてはその羽根のない発電機が…あるのでそれを使う予定があるのかと、いうふうに受け取りましたがそれでよろしいですか

質問者B:はい。

大林組:えーっとですね、あの現状ですね、そういった風車が開発途上であるということについては承知しておりますが、あー現時点ではですねそのー確実なものというふうに私どもは認識しておりませんので、えーここに記載の通りですね 三枚羽の風車、のほうでやる予定としております。

 

司会者:はい、ありがとうございます。えーでは次のご質問ある方挙手をお願いいたします。

 

 

■ 質疑③ 風車の大型化と騒音の設定方法のついて

質問者C氏:えーっと、○○に住んでますCと申します。あの環境アセスについては、あの、どのメーカーさんに行ってもおんなじ人がいつもあのぉ答弁されているんですけれども、調査会社っちゅうのはおたくしか一個しかないのかなと もう、3カ所も4カ所も行っても、おんなじ人からおんなじ説明をね、何回もされてるんですけれども。まそこで一つお聞きしたいんですけれども、あのこの風車騒音についてね、あのあの今環境省が出しているような800kwですよね。で 今度洋上風力つけるようなの8000ですよね。10倍のものつくるわけですよ、能力的には。ですから この800のとね ほんとにあの10倍の能力のものがそんなに変わらないのかというか非常に疑問なんですよ。前あった時も話をしたんですけども、でしかも、ほとんどやってるの微風の時だけの あれですよね。ほとんど3mから4m5m。だったら風車というのは、どんどん風力が上がると発電効率も上がるわけだから、そんな微風じゃなくて、だったら10mの場合はこうなります、20mはこうなります、25m最大の時はこうなりますってね、そういうシミュレーションを出さなかったったらあんなの出したって意味がないでしょう、静かなとこでやってんだから。だって、我々はあの、この風車の音を聞いたりするのはやっぱり風の時が一番問題なんですよ。だってそういうとこなんにもしないで10倍の大きさになってもほとんど変わりませんよなんて、そんなバカな話なんかありえないですよね。あのそういうの調査したことあるんですか?あの そこらへんをはっきり言ってください。その前にも私は質問しました。それについてはなんら答弁されてません。ですから10m15m20m、シミュレーションは、あの してください。それで えっと挙げられたら私たちは「ああ、なるほどな」と思います。

 

司会者:はい、ありがとうございます。えー風車の大型化とー騒音の設定方法、についてのご質問と承りました。ではこれはー事業者…のほうから、ああのすみません、調査会社のほうからお答えさせていただきます。

 

調査会社:はい、まず最初に環境省が測定している風車の騒音ですけれども、こちらのほうのことだとえー認識しておりますけれども、・・・・・・えーこちらのほうはですね、今800kwというふうにお話しありましたけれども、陸上風車でこの時点での大きいものでということで最大のもので3000kwを測定しています。ま 平均的には2000kwですので2000とします。で、えーっと風車の騒音の場合ですね、えーま 出力が倍になると、騒音がえー3デシベル上昇すると、いうのがございます。エネルギー的に

質問者C氏:(聞こえない)****の時はどうなるの****10m15m20m****でしょ。

調査会社:あっそれに関しましてはえー風速ごとにえー・・・風車のメーカーからデータをもらっておりまして、実際に 

質問者C氏:*****出してよ 

調査会社:えー今ここで出すことはちょっと…できないことになっておりまして

質問者C氏:(聞こえない)*******だよ。これは無風な状態*****?

調査会社:いえ、無風でしたら風車回っておりませんので、それは違います。

質問者C氏:(聞こえない)**** 回っている 最低風速のパワーレベル出してください。 

調査会社:いえ、こちらは風車騒音を測定しておりますので、風が吹いているときのデータでございます。

質問者:じゃあこれ何メートルの時のですか?

調査会社:えー今すぐにそちらのほうのデータは私どもは**もってはおりませんで

質問者C氏:(聞こえない)**だってそれは***でしょ?

客 席:それは肝心なことでしょ?

質問者C氏:そうでしょだって微風なのか強風なのか。だって*****だったら10m15m20m* それでもおんなじやつ建ってるわけでしょ?

調査会社:いえ…ま…はじめから説明いたしますと、こちらは今2000kwと、いうことでございます。で 私どもが8000kwということですけれども、えーその出力が倍になると3デシベル上昇というのがございます。

質問者C氏:******だからあの、ようするに *m *m はどうだというシミュレーションしてくださいって言ってるんです。

調査会社:それに関しましてはまた、次のお話しでして、風速に関しましても現地で調査を行っておりまして、その風速にあったシミュレーションをしております。え、ですので、その結果が

質問者C氏:それ何m なんも書いてないでしょ

調査会社こっちのほうでは風速・・・・・・・こちらの風速は8mの、えーシミュレーションでございます。

質問者C氏:じゃあ20mだったらどうなるの。一番大きいのは20mぐらいですか?・・・(聞こえない)・・・

客 席:カットアウトは25mなんでしょ?

調査会社:定格風速というのがございまして、えーその定格たとえば10mで騒音がある騒音になった場合その定格以降ですね、20mになってもすべて同じ騒音ということになります。ま なぜかといいますとブレードの回転が一定になりますので…

質問者C氏:条件が違うでしょ

調査会社:現地にあった条件でシミュレーションを行なっていると、いうことになります。

質問者C氏:そんなバカな話ないでしょ

調査会社:いえ現地調査をおこなっておりまして

質問者C氏:風の条件が違うでしょ

調査会社:いえ現地調査で、その、風速をもとめてそれから計算をしていると、いうことになります。

質問者C氏:カットアウトが25mなんでしょ? ようするに、発電している最大の風が。その値が出てなかったらダメ。

客 席:風速に応じた、騒音レベル。それが一番大事なんです。

 

ーーー登壇者協議中ーーー

 

調査会社:こちらのえー、資料のほうでは書いてはいないんですけれども、縦覧しております「準備書」のほうでは、風車の騒音レベルですね、パワーレベルといいますけれども、風車自体が何デシベルの音を出すかと風速ごとに何デシベル出すのかというのをメーカーからデータをもらっております。

客 席:****(聞き取れない)

調査会社:それに関しては、えー「準備書」のほうには記載しております。

質問者C氏:今日説明会なんでしょ?

調査会社:はい

質問者C氏:その説明会の時に出てなかったらだめでしょ。

調査会社:ま今回は、えー…

質問者C氏:今回はじゃないよ。今ここに出て説明してなかったらダメ。

客 席:そうだ!

質問者C氏:説明会にならないよ

客 席:そうだ!

客 席:それだけ不十分なんでしょ、調査が。

質問者C氏:もう一回やり直し。

調査会社:いえ、えー

客 席:この環境アセスはもうダメじゃない?

調査会社:いえメーカーからですね、風速としまして7m8m9m10m11mのパワーレベルはいただいております。で、その11メートルよりもあとですね12メートルからま 20メートルとかありますけれども、そちらのほうはすべて11メートルの値とパワーレベルは一緒だと、いうことを…

客 席:パワーレベルじゃないでしょ

質問者C氏:まあ何でもいいです。出してください。

調査会社

いえ「準備書」のほうには記載してますけど。

質問者C氏:******だけじゃわかんないから出してください。

調査会社:「準備書」のデータはすべてこのパワーポイントに載せることはちょっと、難しいということで、時間も限られておりますので

質問者C氏:「準備書」**ここ**ここに今「準備書」**やってるわけないんだからさ、ここ説明会なんだろ?

調査会社:ええ、説明会ですのでわかりやすいということで、あまりにも複雑なものはあまり載せていない

質問者C氏:複雑じゃないよ。肝心なことだよ。

客 席:だって俺******の説明会のときにも言いましたよ。***進行してないもん。まあ変わっても同じ調査会社なんですよ、ほかのところも。で質問してもほとんど同じ。お話しにならないでしょ。

質問者C氏:自分たちの都合のいいことばっかり進めようとしたらダメだよ。ようするにここに住んでいる住民に説明して納得してもらうなんだろ ここは。そういう精神でいかなくちゃ、ダメでしょ。

調査会社:えっ、そういうことですので 地域ごとに現地調査を行ってその値にメーカーから

質問者C氏:あーもーテープレコーダーじゃないよそんなものは。データ出さなくちゃ。説得力ある説明とデータが必要なんだよ、ここの場は。

調査会社:データに関しましては「準備書」に記載して縦覧をしているという。

質問者C氏:「準備書」はここにいる人は全部細部まで読んでるとは限らない。今回の「準備書」ものすごく厚いんだよ。

調査会社:え、ですので えーその中から抜粋して

質問者C氏:あんなもの全部読めったって無理だよ我々は、シロウトだから。だからまとめるのはいいんだけど肝心なとこおさえないと。我々が知りたいってことに対して、説得力ある説明がなくちゃダメ。やり直し。

客 席:なんか知られたくないことは出さないというのはおかしいよ。

調査会社:いえ公開はしております。

観 客:いやいや、だから知りたいって言ってんだから知りたいの出して。

観 客:・・・(聞きとれない)・・・それだったら調査したことにならない

質問者C氏:あなたがたプロでしょ?ね。調査会社のプロでしょ?私たちシロウトなんだ。シロウトから質問が出たんだよ。明確な答え出さないといけないんだ。質問に対して。

調査会社:ですので現地調査をしまして、その現地調査の値に、その…現地での風速…の場合の風車の…値をのせて、結果として予測結果として示しております。

客 席:なんにも答えてない質問に対して。

質問者C氏:そしたらさ、ひとり一つの質問だから、私質問するの最後にしますけれども、ちょっとここで質問させてもらうけれども、秋田県知事が、あなたがたのなんだっけ、2番目のやつに・・・「方法書」に あれにこうやってくださいって意見述べたよね。あの時に知事は何と言ったの?わずか一枚の紙だけどもさ、それにさ、知事、述べてるよ。経済産業大臣は、白紙だった。あなたがたの資料見たら。知事はなんと述べているの?新しい知見と、そういうものを今風車が建っているからその風車の現状とあわせて考えなさいって、考えてくださいって知事、述べてるでしょ。だからその新しい知見とかそういうふうな測定したやつとかここで出さないといけないでしょ。それを出せば、今の質問は、答えになるでしょ。

調査会社:え「方法書」の段階では、えー環境基準で、えー予測評価をするというふうにしておりました。その時点では、まだ、えー風車音指針というものができていない時点でして、そのあとに風車音の指針というものが

質問者C氏:指針は出てます!

調査会社:いえ「方法書」段階ではまだ

質問者C氏:いやーあなたがたの**** 国でできてます。

調査会社:え、ですので、そのできた最新のものということで「方法書」段階とはまた別に、えー風車音の指針で予測評価をおこなった、という次第です。

質問者C氏:また後で私質問します。1回しかできないんだから。

客 席:県の文書あのー読むか? 書いてきたんだよ。読む? 県がこうしなさいっていう文書、「方法書」に…「準備書」にあるでしょ、それメモしてきたんだ俺。読む?  

調査会社:いや「準備書」に書いてございますので

客 席:今ここで  

質問者C氏:いや読んでもらったら? 私が********たぶんわかると思う。

客 席:しゃべってもらったら? 

質問者C氏:どうですか、司会の方、しゃべってもらいますか?読んでもらいますか?それともそちらのほうで、ここに出しますか? ***出てるんでしょ?

ーーーー登壇者協議中ーーーー

 

質問者C氏能代市長の助言とか意見ってのも出てますよ、県知事と能代市長から。

調査会社:はい、え、県知事の意見としましては、今から読み上げますけれども「専門家の助言や国内外における最新の知見事例等をふまえ、適切に適切に調査予測の評価をすること」ということで最新の知見としまして、風車音の指針を用いていると、いった次第です。

質問者C氏:すみません、その質問に対して私あとで個人的にひとりで一つの質問しますから時間もうけてください。

調査会社:はい

質問者C氏:あとでします。

 

司会者:はい、では次の質問に移らせていただきます。えー続いてご質問ある方挙手をお願いいたします。

 

 

 

〈 次回 質疑④へ続きます 〉