大林組 秋田県北部洋上風力発電事業 環境アセス「準備書」説明会(能代市)その2 事業者説明②
前ブログからの続きです
文章は、基本的には “素起こし” しています。(「えー」とか「あー」とか聞いたままの発言をすべてテキスト化すること)
そのため読みにくい部分も多々ありますが、説明会の臨場感は味わっていただけるのではないかと思います。
なお、聞き取れなかった箇所は***で表記しています。
事業者説明 大林組
1.事業主体
2.事業スケジュール
3.事業計画
4.工事計画
5.環境影響評価の手続きについて
司会:説明時間は約40分を予定しております
説明:大林組 Y氏
1.事業主体
■大林組のご紹介
では、まず事業主体に関しまして、お手元資料の3ページをご覧ください。
まずですね、最初に今回「準備書」を届け出ました弊社 大林組についてご紹介いたします。
大林組はですね、1892年に建設業で創業した企業でございまして、現在はこちらに記載の通りですね、建築事業、土木事業、それから不動産関連の開発事業と新領域事業 大きくですね、この4つの事業領域をもっております。
この「準備書」のですね、対象事業であります「秋田県北部洋上風力発電事業」は新領域事業の中の再生可能エネルギー事業に含まれております。
先程もご案内の通りですね、本事業の****としましては秋田県北部洋上風力合同会社を設立しております。この合同会社については後程ご説明させていただきます。
次の4ページお願いいたします。
本事業以外のですね、大林組の再生可能エネルギーの主要なものを記載してございます。
風力発電事業としましては、事業化段階であります、秋田港、能代港の洋上風力発電事業、それとですね、運転開始済みでございますけれども隣町三種町のですね、陸上風力発電事業もございます。
ということでいずれもですね、風力発電事業につきましては、秋田県内で行わせていただいているというところでございます。
そのほか、運転開始済みのものとしましては、太陽光発電とバイオマス発電がございます。
次の5ページをお願いいたします。
秋田県内におけるですね、大林組の風力発電事業への取り組みについてご紹介いたします。
陸上風力発電事業としましては、2013年度より三種町で事業化に取り組み、2017年11月にですね、運転を開始したというところでございます。
また、洋上風力につきましては、まずですね、技術開発関係としまして2011年度に洋上ウインドフォームのフィジビリティスタディ事業というものをですね、秋田市沖を対象に行っております。
また2013年度には、能代港で洋上の風況観測技術の開発を実施しております。
また事業化につきましては先程ご紹介しました秋田港、能代港ですね、こちらの洋上風力発電事業とそれに関連する送電網の整備に取り組むコンソシアムに2014年度に参加しております。
その後2015年度より本事業の事業化検討を開始したというところでございます。
次の6ページをお願いします。
本事業の関連としましては秋田県のですね、動きがまずですね、黄色の段ございますけれども、黄色の段のですね、2014年度のところをご覧いただきたいのですが、下のほうに書いてございます通りですね、1月、2014年の1月に秋田県が一般海域におけるですね、洋上風力発電事業の候補海域の設定を行っております。
これに対する大林組の動きとしまして、水色の段のですね、一番下をご覧いただければと思います。
2015年度のですね、から**開発事業**事業化検討を着手した、というようなところとなっております。
ご承知の通りですね、今年の4月に再エネ海域利用法という法律が施行されておりますが、当時こういったものがなく、またそういう***に向けての*立法化のですね、動きもなかったということでございまして、当初は秋田県条例に基づくですね、海域占用を前提として事業化の検討を始めたといった経緯もございます。
■事業体制
次の7ページをお願いいたします。
事業主体としましての 秋田県北部洋上風力合同会社、それとですね、この合同会社を中心とした事業体制についてご説明します。
合同会社の出資者としましては、こちらに記載の通りですね11社、大林組以外、関西電力、東北電力の電力会社2社、それから秋田銀行をはじめとする地元企業の8社というふうになっております。
株式会社 大林組 東京都
株式会社 寒風 男鹿市
株式会社 沢木組 男鹿市
三共 株式会社 にかほ市
株式会社 ダイニチ 能代市
中田建設 株式会社 秋田市
日本電機興業 株式会社 秋田市
ここですね、先程の再エネ海域利用法のですね、中で事業者公募が行なわれますが、事業者に選定されまして事業を始めるといった段になりますと、建設工事につきましては風車関係、陸上送変電関係、海底ケーブル関係ですね、一括して大林組が担う予定としております。
また運転開始後の維持管理につきましてはですね、風車関係と、それ以外に大きく区分して実施するというふうに考えております。
あのこのいずれの系図においても 地元企業と協同してやっていくということを前提に考えていると、いうところでございます。
2.事業スケジュール
■再エネ海域利用法による事業者選定までの流れ
続きまして、事業スケジュールに関して9ページお願いいたします。
事業スケジュールに関してはですね、トピックスとしては先程も申し上げましたが、今年4月に再エネ海域利用法という法律が施行されております。
その中で事業者公募制が導入されたというふうになっております。
その後ですね、7月に本アセスの対象海域が協議会の組織等の準備を直ちに開始する有望な区域ということで位置づけられまして、10月8日にはその協定の第一回が行われております。
ですので、現状はですね、促進区域の指定に向けたプロセスという段階だというふうに認識しております。
■事業スケジュール
次の10ページお願いします。
ここではですね、当初の秋田県の取り組みとそれに基づくですね、大林組の取り組み、それから今後の予定に加えまして、再エネ海域利用法の想定スケジュールを記載してございます。
現時点では2020年度中にですね、事業者選定が行われるのではないかと、これは私どもの想定でございますので、**かもしれませんがそういった想定と、それに基づきまして2025年頃2025年度ごろの運転開始というような想定にしてございます。
ただしまあこの法律のですね、手続きの進捗状況によっては、スケジュールが大きく変わる可能性があるというところでございます。
3.事業計画
■事業概要
続きまして事業計画に関してですね、12ページお願いいたします。
概要としましてはもう記載の通りですけれども、着床式の洋上風力、能代市、三種町、男鹿市の地先の海域で8メガワットの風車を最大56基と、いうことになりますので発電所全体としましては最大出力が448メガワットというふうになります。
■風車について
次の13ページお願いいたします。
こちらはですね、風車選定の経緯ということでアセスの「方法書」段階にですね、この段階では候補機種が3.3メガから5メガとさせていただいておりました。
その後ですね、メーカーのほうの製造機種が変更になったということもございまして選定時点でですね、選択可能な機種の中から比較して8メガ機を選定したというところでございます。
その選定にあたりましてはですね、環境に対する影響も当然検討しております。
例えばですね、その騒音に関しまして「方法書」段階の機種ですね、その3.3から5メガの中のパワーレベルが一番小さいものとですね比較した場合であってもですね、この8メガ機にして離隔距離がですね、とれるようになったということと全体機種が減ったということでですね、騒音の影響が軽減できるというようなことを確認しております。
また同様にですね、景観につきましても「方法書」の段階の機種の中で、最大垂直視覚というものがですね、一番小さくなるもの、そちらの機種と比較した場合であってもですね、こちらもその離隔距離が大きくできるといういうことでですね最大垂直視覚を小さくできる、というようなかたちで確認をしてございます。
■対象海域
次の14ページをお願いいたします。
対象海域としては図にお示しした通りでございます。
能代市の浅内沖を含むですね、海域でございます。
ですので能代市の地先では20基と、全体では56基というふうな形の計画となっております。
配置にしましてもですね、可能な限り整然と並べるというような形で計画してございます。
■海底ケーブルルート
次のページ(15P)お願いいたします。
海底ケーブルのルートです。
こちらもですね、あのもう記載の通りということになりますが、陸揚げポイントとしましては、ケーブルを陸に上げるポイントとしましてはですね、能代市、三種町、男鹿市のですね、各1カ所ということの計画になってございます。
4.工事計画
■施工主要フロー
続きまして、工事計画のほうをお話しいたしますので17ページをお願いいたします。
こちらのですね、施工主要工程書いておりますけれども、こちらはアセス当初の ちさい(?)をですね、簡略化させていただいて、ちょっとわかりやすく加工してございます。
資料フローとしては大きく分けて「風車の基礎設置」それから「海底ケーブルの接続」「風車本体の据付」といった大きな区分けでは三段階となります。
で、あの ひとつずつのですね、フローを次の18ページ以降に見ていきたいと思います。
■風車基礎工事
18ページの①ですね、まず基礎設置場所の周辺でですね、フィルター層というものを設置しまして風車設置後の周辺のですね、洗堀を防ぐといった工事を行います。
次に②のほうでですね、大型の船を使いましてモノパイルという基礎を敷設するという流れになります。
■風車基礎工事・海底ケーブル工事
次の19ページお願いいたします。
19ページですね、③に書いてございますが、トランジションピースというものを設置しまして、これは基礎と風車本体をつなぐふうなものでございますが、それを設置します。
その後ですね、海底ケーブルの設置④のほうに移っていくという流れになります。
■風車据付工事
次の20ページお願いいたします。
風車の据付としましてはまず⑤に記載の通りですね、陸上でタワーを組み立てます。
その組み立てたタワーを洋上にもってきまして設置すると、で、その上にナセル・ハブというものを置いてその後、ブレードつけていくという流れになります。
この⑥につきましてはですね、その中のナセル・ハブの設置段階で*ような図になってございます。
次の21ページをお願いいたします。
その後ですね、風車内の電気工事を行いまして、試運転調整が終わればですね、その風車の設置は完了というような形になります。
5.環境影響評価の手続きについて
次に環境アセストの手続きに関しまして、23ページお願いいたします。
環境アセスとしましては大きく「配慮書」「方法書」「準備書」「評価書」と四つの段階がございますが、本事業はですね、三番目の「準備書」こちらの広告・縦覧とこういう段階にきておりまして、本日はこの赤枠で囲んだ通りですね、その説明会と法定の説明会という位置づけとなります。
次の24ページお願いいたします。
こちら、その環境アセスの関連のスケジュールと場所でございます。
縦覧がですね、再来週12月9日まで、それからご意見の受付はその2週間後の12月23日までとなっております。
記載の縦覧場所ですね、こちらのほうにアセス図書を置いてございますので、こちらでご確認いただくか、弊社のホームページのほうにもですね、内容をご確認いただくことができますので、そちらのほうで見ていただければと思います。
ご都合があればですね、資料の最後から1枚めくっていただきますと***お問い合わせ先というのが書いてございます。
91ページお問い合わせ先というのが書いてございますので、ご質問のある場合はそちらのほうにお問い合わせいただきたいということと、あと、ご意見いただく場合はですね、書面を郵送いただくか、電子メールで送っていただくかですね、あるいは縦覧期間中には縦覧場所に意見書箱を置いておりますのでそこに投函いただくというような形で出していただければと存じます。
■スケジュール
届け出:2019年11月7日(木)
縦覧:2019年11月8日(金)~12月9日(月)
意見受付:2019年11月8日(金)~12月23日(月)
■縦覧場所
自治体 縦覧場所
能代山本広域交流センター
男鹿市若美支所
以上で簡単ですが事業関係のご説明は終わります。
引き続きですね、調査会社イー・アンド・イー ソリューションズのMのほうから、アセス内容について詳しくご説明させていただきたいと思います。
続きます